日経平均 9778.28 +69.89 (11:00) 日経JQ平均 1238.16 +6.03 (11:01)
225先物(11/06) 9790 +90 (11:15) 東証2部指数 2308.00 +1.86 (11:00)
TOPIX 865.14 +2.52 (11:00) ドル/円 84.14 - 84.16 (11:20)
USドル 84.14 - 84.16 +0.14 (11:20) ユーロ 119.71 - 119.74 +0.22 (11:22)
為替はドル円84円前半、ユーロ円119円70前後の動きが、225先物は9790+90と小高い
9,800円が壁ですね・・
個別銘柄物色は、循環物色も終わりの様で・・全体は様子見かな・・
出来高は12億2996万株・・一日25億株前後に減少かな?・外人買いは細っている?原発事故の終息見通し難で上値は重い・・夏の停電・電力不足、問題も・・
<ドル・円が85円台を付けるような円安トレンドが続けば話は違うが、原発の問題や、先行きの不透明感から、現時点で200日移動平均線を超えていくほどの力はない。週初でこれ以上の上値を試しにくく、午後からはアジア勢の動向次第となりそうだ>
日経平均69円高、高値圏でこう着商状=4日前場 2011/04/04 11:18
4日前場の日経平均株価は前週末比69円89銭高の9778円28銭と反発。前週末の米国株高や、円の下落を好感した買いが先行。寄り付き前の日銀短観(再集計)に対する反応は限られ、日経平均は一時9800円台を回復し、100円超高を付ける場面もあった。ただ、追加の手掛かり材料は乏しく、上値では戻り売りが抑え、高値圏でこう着した。東証1部の出来高は12億2996万株。売買代金は6207億円。騰落銘柄数は値上がり802銘柄、値下がり708銘柄、変わらず149銘柄。
大和証券・投資情報部部長の高橋和宏氏は「ドル・円が85円台を付けるような円安トレンドが続けば話は違うが、原発の問題や、先行きの不透明感から、現時点で200日移動平均線を超えていくほどの力はない。週初でこれ以上の上値を試しにくく、午後からはアジア勢の動向次第となりそうだ」と指摘している。寄り付き前に発表された震災後の日銀短観については「直後の回答ということで、計画停電など実際にどの程度の影響があるのかはまだ分からない。各企業の決算や、説明会での経営者サイドのコメントを聞くまでは判断しにくい」との見方を示している。
業種別では、国際帝石 <1605> 、JX <5020> など石油関連株が上昇し、三菱商 <8058> など商社株も買われた。東京海上 <8766> など保険株もしっかり。新日鉄 <5401> など鉄鋼株も物色された。ツガミ <6101> など機械株も引き締まった。ダイセキS <1712> 、日成ビルド <1916> 、デイシイ <5234> など復興関連株も活況。京セラ <6971> などハイテク株も買いが先行した。個別では、クレディスイス証が投資評価を引き上げたファーストリテ <9983> が堅調。カセットコンロのフル生産体制入りが報じられた岩谷産 <8088> なども高い。
半面、住友不 <8830> など不動産株は売りが先行した。川崎汽 <9107> など海運株の戻りも鈍い。みずほ <8411> など銀行株、みずほ証 <8606> など証券株もさえない。住友ゴム <5110> などタイヤ株も軟調。個別では、11年3月期連結業績予想の下方修正で最終赤字となった新明和 <7224> 、ゴールドマン証が目標株価を引き下げたサイゼリヤ <7581> などが売られた。なお、東電 <9501> は乱高下し、前場はマイナス圏で取引を終えている。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、22業種が上昇した。提供:モーニングスター社
■値上り率ランキング 東証1部
コード 銘柄名 市場 業種 現在値
1 6793/T 山水電 東証1部 電気機器 3 (11:00) +1
2 9675/T 常磐興 東証1部 サービス業 109 (09:57) +30
3 1916/T 日ビルド 東証1部 建設業 231 (11:00) +47
4 5234/T デイシイ 東証1部 ガラス土石製品 309 (11:00) +50
5 1813/T 不動テトラ 東証1部 建設業 214 (11:00) +22
6 6924/T 岩崎電 東証1部 電気機器 189 (11:00) +19
7 1712/T ダイセキソリュ 東証1部 建設業 166500 (11:00) +15500
8 8088/T 岩谷産 東証1部 卸売業 303 (11:00) +28
9 5998/T アドバネクス 東証1部 金属製品 95 (10:57) +8
10 5815/T 沖電線 東証1部 非鉄金属 197 (11:00) +15
11 1919/T エスバイエル 東証1部 建設業 92 (11:00) +7
12 6803/T ティアック 東証1部 電気機器 40 (10:54) +3
13 9763/T 丸紅リース 東証1部 卸売業 154 (10:50) +11
14 9880/T イノテック 東証1部 卸売業 498 (11:00) +34
>◇東証前引け、反発 米雇用改善や円安で買い 一時100円上昇
週明けの4日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発した。前引けは前週末終値と比べて69円89銭(0.72%)高い9778円28銭だった。米労働省が1日発表した3月の米雇用統計が市場予想以上に改善し、同日の欧米株が上昇したことが好感された。円相場が米景気の改善期待や欧州の利上げ観測を背景に、対ドルやユーロで下げ基調を強めたことも投資家心理を支えた。電機、精密など輸出関連の主力銘柄に買いが入った。
円相場が1ドル=84円台後半と、約半年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。対ユーロでは一時120円台に下げ、輸出採算の改善を期待した買いが先行した。日経平均は一時100円上げた。
もっとも200日移動平均(1日時点で9822円)には届かず、上値では国内機関投資家による売り観測が出ていた。ニューヨーク原油先物相場が時間外の電子取引でじり高で推移したことも重荷になった。東日本大震災が企業業績や生産活動に与える影響を見極めたいとの慎重姿勢はなお根強い。明和証券の矢野正義シニア・マーケットアナリストは「円安は輸出株にプラス材料だが、土台となる生産の先行きが電力供給不安などで読めず素直に好感されていない」と話していた。
日銀が取引開始前に企業短期経済観測調査(短観、3月調査)について、東日本大震災の発生前後の回答を分けた再集計結果を公表した。大企業製造業の業況判断指数(DI)は3カ月後の先行きが「地震前」はプラス3、「地震後」はマイナス2だった。震災の影響を織り込み切れていないとの見方から、大きな材料とはならなかった。
東証株価指数(TOPIX)も反発した。上昇率は0.29%と、不動産や電力株の下げが圧迫して日経平均より小さかった。業種別TOPIXは33業種のうち22業種が高く、鉄鋼や保険が上昇率上位だった。
東証1部の午前の売買代金は概算で6207億円、売買高は同12億2996万株だった。全体の48%にあたる802銘柄が値上がりし、下落銘柄数は708、横ばいは149銘柄だった。
三菱商、キヤノン、ファナック、新日鉄、太平洋セメ、KDDIが買われた。三菱重、国際石開帝石が年初来高値を付けた。ファストリが大幅続伸。スウェーデンの企業と産業用圧縮機の販売事業で提携すると伝わったIHIが堅調だった。一方でみずほFG、菱地所、ANAが下げた。中部電など電力株が安く、東電は前日終値を挟んでもみ合った。
東証2部株価指数は小幅反発した。東亜石、ビルト工、山洋電が上昇し、タングスや技研興が下げた。〔日経QUICKニュース〕
売買高ランキング 東証
コード 銘柄名 市場 業種 現在値 前日比 騰落率 売買高
1 8411/T みずほ 東証1部 銀行業 132 (11:00) -5 -3.64% 173929.5
2 9501/T 東 電 東証1部 電気・ガス業 443 (11:00) -6 -1.33% 68767.2
3 5233/T 太平洋セメ 東証1部 ガラス土石製品 159 (11:00) +7 +4.60% 52146
4 8306/T 三菱UFJ 東証1部 銀行業 389 (11:00) -1 -0.25% 39852.9
5 1813/T 不動テトラ 東証1部 建設業 214 (11:00) +22 +11.45% 36305.5
6 6793/T 山水電 東証1部 電気機器 3 (11:00) +1 +50.00% 20133
7 5405/T 住 金 東証1部 鉄鋼 188 (11:00) +4 +2.17% 17889
8 5401/T 新日鉄 東証1部 鉄鋼 270 (11:00) +6 +2.27% 17680
9 1916/T 日ビルド 東証1部 建設業 231 (11:00) +47 +25.54% 17517
10 6501/T 日 立 東証1部 電気機器 428 (11:00) +2 +0.46% 17425
11 1514/T 住石HD 東証1部 鉱業 150 (11:00) +3 +2.04% 16494.3
12 7013/T IHI 東証1部 機械 212 (11:00) +10 +4.95% 15842
13 7011/T 三菱重 東証1部 機械 385 (11:00) +6 +1.58% 14507
14 1890/T 東洋建 東証1部 建設業 105 (11:00) +5 +5.00% 11267
15 1518/T 三井松 東証1部 鉱業 207 (11:00) +3 +1.47% 11091
16 8604/T 野村HD 東証1部 証券商品先物 425 (11:00) -1 -0.23% 11015.7
17 1919/T エスバイエル 東証1部 建設業 92 (11:00) +7 +8.23% 10855
18 6703/T OKI 東証1部 電気機器 70 (11:00) +4 +6.06% 10516
19 6502/T 東 芝 東証1部 電気機器 406 (11:00) +3 +0.74% 10412
20 9202/T ANA 東証1部 空運業 238 (11:00) -4 -1.65% 10245
>◇<東証>電力株が安い 安全対策費用増の見方 燃料高と円安も重荷
(10時25分、コード9502、9504など)電力株が総じて安い。中部電は9日続落し、前週末と比べて41円(2.3%)安い1755円と、3月16日以来の安値水準まで下げる場面もあった。市場では、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、安全対策費用などが他の電力会社にものしかかってくるとの見方が株価の重荷になっているという。中国電も9日続落。
火力発電の燃料である原油の先物相場が上昇基調にあり、燃料調達コストの上昇に対する懸念も強まっている。電力会社は円相場が上昇すれば燃料調達コストが下がる「円高メリット銘柄」とされており、「円安基調も燃料コストの上昇懸念につながっている」(ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長)という。〔日経QUICKニュース〕
値上り率ランキング 東証2部
コード 銘柄名 市場 業種 現在値
1 5289/T ゼニス羽田 東証2部 ガラス土石製品 108 (11:00) +28
2 1971/T ビルト工 東証2部 金属製品 146 (11:00) +31
3 2410/T キャリアDC 東証2部 サービス業 13520 (10:56) +2220
4 6977/T 抵抗器 東証2部 電気機器 97 (10:59) +15
5 5271/T トーヨーアサノ 東証2部 ガラス土石製品 115 (10:57) +17
6 6709/T 明星電 東証2部 電気機器 85 (11:00) +8
7 5104/T 日化工 東証2部 ゴム製品 77 (10:49) +7
8 5008/T 東亜石 東証2部 石油石炭製品 143 (11:00) +12
9 6878/T 長野日無 東証2部 電気機器 132 (10:56) +11
10 1846/T 鈴縫工 東証2部 建設業 158 (10:54) +12
11 5276/T 石川建 東証2部 ガラス土石製品 138 (10:53) +10
値上り率ランキング 東証マザーズ
コード 銘柄名 市場 業種 現在
1 9514/T ファーストエスコ 東証マザーズ 電気・ガス業 16800 (10:41) +3000
2 2151/T タケエイ 東証マザーズ サービス業 1595 (10:59) +195
3 2405/T FUJIKOH 東証マザーズ サービス業 9950 (09:22) +1200
4 2196/T エスクリ 東証マザーズ サービス業 844 (11:00) +81
5 6667/T シコー 東証マザーズ 電気機器 142000 (10:59) +12000
6 2158/T UBIC 東証マザーズ サービス業 9750 (10:58) +660
7 2338/T SSTW 東証マザーズ 情報・通信業 13700 (10:25) +900
8 2766/T 日風開 東証マザーズ 卸売業 80200 (11:00) +4900
9 3815/T メディ工房 東証マザーズ 情報・通信業 61200 (10:59) +3200
10 6778/T アルチザ 東証マザーズ 電気機器 41900 (10:59) +1900
11 6050/T E G 東証マザーズ サービス業 3670 (10:57) +165
12 6721/T ウインテスト 東証マザーズ 電気機器 19800 (10:03) +800
分かち合い・愛・・
皆様、買占めは止めましょう・・節電に協力しましょう
</fo
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在日インド人5000人が既に帰国――震災で大量帰国したインド人の再赴任はいつになるのか? - 11/04/04 | 10:29
在日インド人社会にも大きな影響を与えている福島第一原発事故。すでに在日インド人の大量帰国が発生、現在はそのピークが過ぎた状態にある。「とりあえず避難して」「様子を見る」という彼らは今後どうするのか。実は大変な問題だ。
そこで、ネクストマーケット・リサーチ代表の須貝信一氏に最近の在日インド人の意識や行動についてインタビューした。
――ま、在日インド人の方の様子、帰国の状況はどうだったのでしょうか?
まずインド人の犠牲者はいませんでした。また、東北には製造業等で働くインド人もいて避難所に避難した人は数十人いたと聞いています。帰国者の多くはIT企業の日本駐在スタッフとその家族が多いということです。
インドIT大手の日本支社では既に半数〜8割が帰国、在日インド人全体では5人に1人くらいが帰国したとの推計が出ています。帰りたいけれども帰れないという人も多いと思います。
――IT大手では半数以上ですか。
インドIT大手の日本事業を規模の順でいえば、ウィプロ、インフォシス、TCS、HCLの順ですが、どこも半数~7割くらい帰国したようです。彼らの多くが30歳前後、子供がいる場合は小さい子供ばかりで、帰国便関係者によればやはり帰国理由は放射能と地震で「家族が心配」だそうです。パニックを起こしたというわけではなく意外と冷静だと思います。家族帯同の外国人赴任者としてはごく当り前の行動ではないでしょうか。
――なるほど、家族帯同が多いんですね。それにしても結構たくさん帰りましたね。
政府推計では約5000人です。航空会社の関係者の方によれば、「インド政府が用意した臨時帰国便では1600〜1700人ほどが帰ったはず」だそうです。14日(月曜)と15日(火曜)はデリー直行便を飛ばしている国営航空会社のフライトがありませんでしたので、政府の臨時便を待たずに、東南アジア系の航空会社などで脱出した人も多かったそうです。
計画停電で電車の運行や代替輸送が滅茶苦茶になりましたので、フライト時間までに成田に到着できなかった人やら、とりあえず予約もせず空港に来てキャンセル待ちしている人などでごった返していたそうでチェックインの行列も全然進まなかったと聞いています。
――まだ出国は続いているのでしょうか?
いいえ、明らかに在日インド人の出国ラッシュは過ぎていて、「次の段階」にあります。
――帰国した後はどうしているのでしょうか?
ビジネスの再構築などというカッコいいことはできず、結局は仕事をしていない状態のようです。「オフショア(インド)で出来るものはオフショアに移す」とコメントを出しているところもありますが、日本で本当に事業を続けるならそれは限界あるでしょう。基本的には再赴任しなければいけません。
――再赴任といっても難しそうですね。
帯同家族を避難させましたが、今度は単身で日本に再赴任する必要があります。彼らは、この時期を見計らっています。ところが、「フクシマの具合が一向によくなりそうもない、一体どうするんだ」という状態です。
ある避難者によれば「いつまでもインドに避難してもいられない」「東京は状況がより深刻になってきているようなので、どうすればいいかわからない状態」(インドIT大手スタッフ)なのだそうです。
つまり「いつまでも怯えてないで、早く東京に戻れ」ムードがムンムンしているようです。日本からの避難は会社から「許された選択肢」であり「指示」ではありせん。その事が彼らの立場を中途半端にさせてしまっています。
ある航空会社によれば「4月の予約がスカスカ」だそうです。つまり彼らの再赴任が、近日中ではなさそうだということだけはわかります。具体的な再復帰が見えてきません。
在日インド人の数はリーマンショックで大幅に減少しましたが、2009年末頃から在日インド人数は回復傾向にありました。さらに日印EPA締結などもあり、ビジネス上の連携機運が高まっていた矢先の震災と原発事故ですので残念です。
ここで政府に提言してもしょうがないですが、災害情報についてせめて英語での情報をもっと充実するなど、工夫が必要ではないかと思います。基本は各国大使館頼みです。欧米メディアの勝手な論調もあれこれ言えません。
また在日インド人でも、インド系企業の場合と日本企業では今回の対応も異なると思います。どこまで帰国を許しているかわかりません。インド人に限らず外国人の大量帰国は日本のシステム全体への警鐘と教訓をあたえていますね、1日も早い災害復旧と福島原発の事態収束を願うのみです。
(聞き手:東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之 須貝氏撮影:尾形文繁、写真は本文とは関係ありません)すがい・しんいち
1973年生まれ。法政大学英文科卒業。外資系IT企業、インド関連コンサルティング会社にて取締役として事業の立ち上げ等を経て、現在はネクストマーケット・リサーチ代表取締役。中小企業診断士。
225先物(11/06) 9790 +90 (11:15) 東証2部指数 2308.00 +1.86 (11:00)
TOPIX 865.14 +2.52 (11:00) ドル/円 84.14 - 84.16 (11:20)
USドル 84.14 - 84.16 +0.14 (11:20) ユーロ 119.71 - 119.74 +0.22 (11:22)
為替はドル円84円前半、ユーロ円119円70前後の動きが、225先物は9790+90と小高い
9,800円が壁ですね・・
個別銘柄物色は、循環物色も終わりの様で・・全体は様子見かな・・
出来高は12億2996万株・・一日25億株前後に減少かな?・外人買いは細っている?原発事故の終息見通し難で上値は重い・・夏の停電・電力不足、問題も・・
<ドル・円が85円台を付けるような円安トレンドが続けば話は違うが、原発の問題や、先行きの不透明感から、現時点で200日移動平均線を超えていくほどの力はない。週初でこれ以上の上値を試しにくく、午後からはアジア勢の動向次第となりそうだ>
日経平均69円高、高値圏でこう着商状=4日前場 2011/04/04 11:18
4日前場の日経平均株価は前週末比69円89銭高の9778円28銭と反発。前週末の米国株高や、円の下落を好感した買いが先行。寄り付き前の日銀短観(再集計)に対する反応は限られ、日経平均は一時9800円台を回復し、100円超高を付ける場面もあった。ただ、追加の手掛かり材料は乏しく、上値では戻り売りが抑え、高値圏でこう着した。東証1部の出来高は12億2996万株。売買代金は6207億円。騰落銘柄数は値上がり802銘柄、値下がり708銘柄、変わらず149銘柄。
大和証券・投資情報部部長の高橋和宏氏は「ドル・円が85円台を付けるような円安トレンドが続けば話は違うが、原発の問題や、先行きの不透明感から、現時点で200日移動平均線を超えていくほどの力はない。週初でこれ以上の上値を試しにくく、午後からはアジア勢の動向次第となりそうだ」と指摘している。寄り付き前に発表された震災後の日銀短観については「直後の回答ということで、計画停電など実際にどの程度の影響があるのかはまだ分からない。各企業の決算や、説明会での経営者サイドのコメントを聞くまでは判断しにくい」との見方を示している。
業種別では、国際帝石 <1605> 、JX <5020> など石油関連株が上昇し、三菱商 <8058> など商社株も買われた。東京海上 <8766> など保険株もしっかり。新日鉄 <5401> など鉄鋼株も物色された。ツガミ <6101> など機械株も引き締まった。ダイセキS <1712> 、日成ビルド <1916> 、デイシイ <5234> など復興関連株も活況。京セラ <6971> などハイテク株も買いが先行した。個別では、クレディスイス証が投資評価を引き上げたファーストリテ <9983> が堅調。カセットコンロのフル生産体制入りが報じられた岩谷産 <8088> なども高い。
半面、住友不 <8830> など不動産株は売りが先行した。川崎汽 <9107> など海運株の戻りも鈍い。みずほ <8411> など銀行株、みずほ証 <8606> など証券株もさえない。住友ゴム <5110> などタイヤ株も軟調。個別では、11年3月期連結業績予想の下方修正で最終赤字となった新明和 <7224> 、ゴールドマン証が目標株価を引き下げたサイゼリヤ <7581> などが売られた。なお、東電 <9501> は乱高下し、前場はマイナス圏で取引を終えている。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、22業種が上昇した。提供:モーニングスター社
■値上り率ランキング 東証1部
コード 銘柄名 市場 業種 現在値
1 6793/T 山水電 東証1部 電気機器 3 (11:00) +1
2 9675/T 常磐興 東証1部 サービス業 109 (09:57) +30
3 1916/T 日ビルド 東証1部 建設業 231 (11:00) +47
4 5234/T デイシイ 東証1部 ガラス土石製品 309 (11:00) +50
5 1813/T 不動テトラ 東証1部 建設業 214 (11:00) +22
6 6924/T 岩崎電 東証1部 電気機器 189 (11:00) +19
7 1712/T ダイセキソリュ 東証1部 建設業 166500 (11:00) +15500
8 8088/T 岩谷産 東証1部 卸売業 303 (11:00) +28
9 5998/T アドバネクス 東証1部 金属製品 95 (10:57) +8
10 5815/T 沖電線 東証1部 非鉄金属 197 (11:00) +15
11 1919/T エスバイエル 東証1部 建設業 92 (11:00) +7
12 6803/T ティアック 東証1部 電気機器 40 (10:54) +3
13 9763/T 丸紅リース 東証1部 卸売業 154 (10:50) +11
14 9880/T イノテック 東証1部 卸売業 498 (11:00) +34
>◇東証前引け、反発 米雇用改善や円安で買い 一時100円上昇
週明けの4日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発した。前引けは前週末終値と比べて69円89銭(0.72%)高い9778円28銭だった。米労働省が1日発表した3月の米雇用統計が市場予想以上に改善し、同日の欧米株が上昇したことが好感された。円相場が米景気の改善期待や欧州の利上げ観測を背景に、対ドルやユーロで下げ基調を強めたことも投資家心理を支えた。電機、精密など輸出関連の主力銘柄に買いが入った。
円相場が1ドル=84円台後半と、約半年ぶりの円安・ドル高水準を付けた。対ユーロでは一時120円台に下げ、輸出採算の改善を期待した買いが先行した。日経平均は一時100円上げた。
もっとも200日移動平均(1日時点で9822円)には届かず、上値では国内機関投資家による売り観測が出ていた。ニューヨーク原油先物相場が時間外の電子取引でじり高で推移したことも重荷になった。東日本大震災が企業業績や生産活動に与える影響を見極めたいとの慎重姿勢はなお根強い。明和証券の矢野正義シニア・マーケットアナリストは「円安は輸出株にプラス材料だが、土台となる生産の先行きが電力供給不安などで読めず素直に好感されていない」と話していた。
日銀が取引開始前に企業短期経済観測調査(短観、3月調査)について、東日本大震災の発生前後の回答を分けた再集計結果を公表した。大企業製造業の業況判断指数(DI)は3カ月後の先行きが「地震前」はプラス3、「地震後」はマイナス2だった。震災の影響を織り込み切れていないとの見方から、大きな材料とはならなかった。
東証株価指数(TOPIX)も反発した。上昇率は0.29%と、不動産や電力株の下げが圧迫して日経平均より小さかった。業種別TOPIXは33業種のうち22業種が高く、鉄鋼や保険が上昇率上位だった。
東証1部の午前の売買代金は概算で6207億円、売買高は同12億2996万株だった。全体の48%にあたる802銘柄が値上がりし、下落銘柄数は708、横ばいは149銘柄だった。
三菱商、キヤノン、ファナック、新日鉄、太平洋セメ、KDDIが買われた。三菱重、国際石開帝石が年初来高値を付けた。ファストリが大幅続伸。スウェーデンの企業と産業用圧縮機の販売事業で提携すると伝わったIHIが堅調だった。一方でみずほFG、菱地所、ANAが下げた。中部電など電力株が安く、東電は前日終値を挟んでもみ合った。
東証2部株価指数は小幅反発した。東亜石、ビルト工、山洋電が上昇し、タングスや技研興が下げた。〔日経QUICKニュース〕
売買高ランキング 東証
コード 銘柄名 市場 業種 現在値 前日比 騰落率 売買高
1 8411/T みずほ 東証1部 銀行業 132 (11:00) -5 -3.64% 173929.5
2 9501/T 東 電 東証1部 電気・ガス業 443 (11:00) -6 -1.33% 68767.2
3 5233/T 太平洋セメ 東証1部 ガラス土石製品 159 (11:00) +7 +4.60% 52146
4 8306/T 三菱UFJ 東証1部 銀行業 389 (11:00) -1 -0.25% 39852.9
5 1813/T 不動テトラ 東証1部 建設業 214 (11:00) +22 +11.45% 36305.5
6 6793/T 山水電 東証1部 電気機器 3 (11:00) +1 +50.00% 20133
7 5405/T 住 金 東証1部 鉄鋼 188 (11:00) +4 +2.17% 17889
8 5401/T 新日鉄 東証1部 鉄鋼 270 (11:00) +6 +2.27% 17680
9 1916/T 日ビルド 東証1部 建設業 231 (11:00) +47 +25.54% 17517
10 6501/T 日 立 東証1部 電気機器 428 (11:00) +2 +0.46% 17425
11 1514/T 住石HD 東証1部 鉱業 150 (11:00) +3 +2.04% 16494.3
12 7013/T IHI 東証1部 機械 212 (11:00) +10 +4.95% 15842
13 7011/T 三菱重 東証1部 機械 385 (11:00) +6 +1.58% 14507
14 1890/T 東洋建 東証1部 建設業 105 (11:00) +5 +5.00% 11267
15 1518/T 三井松 東証1部 鉱業 207 (11:00) +3 +1.47% 11091
16 8604/T 野村HD 東証1部 証券商品先物 425 (11:00) -1 -0.23% 11015.7
17 1919/T エスバイエル 東証1部 建設業 92 (11:00) +7 +8.23% 10855
18 6703/T OKI 東証1部 電気機器 70 (11:00) +4 +6.06% 10516
19 6502/T 東 芝 東証1部 電気機器 406 (11:00) +3 +0.74% 10412
20 9202/T ANA 東証1部 空運業 238 (11:00) -4 -1.65% 10245
>◇<東証>電力株が安い 安全対策費用増の見方 燃料高と円安も重荷
(10時25分、コード9502、9504など)電力株が総じて安い。中部電は9日続落し、前週末と比べて41円(2.3%)安い1755円と、3月16日以来の安値水準まで下げる場面もあった。市場では、東京電力福島第1原子力発電所の事故を受けて、安全対策費用などが他の電力会社にものしかかってくるとの見方が株価の重荷になっているという。中国電も9日続落。
火力発電の燃料である原油の先物相場が上昇基調にあり、燃料調達コストの上昇に対する懸念も強まっている。電力会社は円相場が上昇すれば燃料調達コストが下がる「円高メリット銘柄」とされており、「円安基調も燃料コストの上昇懸念につながっている」(ちばぎんアセットマネジメントの奥村義弘調査部長)という。〔日経QUICKニュース〕
値上り率ランキング 東証2部
コード 銘柄名 市場 業種 現在値
1 5289/T ゼニス羽田 東証2部 ガラス土石製品 108 (11:00) +28
2 1971/T ビルト工 東証2部 金属製品 146 (11:00) +31
3 2410/T キャリアDC 東証2部 サービス業 13520 (10:56) +2220
4 6977/T 抵抗器 東証2部 電気機器 97 (10:59) +15
5 5271/T トーヨーアサノ 東証2部 ガラス土石製品 115 (10:57) +17
6 6709/T 明星電 東証2部 電気機器 85 (11:00) +8
7 5104/T 日化工 東証2部 ゴム製品 77 (10:49) +7
8 5008/T 東亜石 東証2部 石油石炭製品 143 (11:00) +12
9 6878/T 長野日無 東証2部 電気機器 132 (10:56) +11
10 1846/T 鈴縫工 東証2部 建設業 158 (10:54) +12
11 5276/T 石川建 東証2部 ガラス土石製品 138 (10:53) +10
値上り率ランキング 東証マザーズ
コード 銘柄名 市場 業種 現在
1 9514/T ファーストエスコ 東証マザーズ 電気・ガス業 16800 (10:41) +3000
2 2151/T タケエイ 東証マザーズ サービス業 1595 (10:59) +195
3 2405/T FUJIKOH 東証マザーズ サービス業 9950 (09:22) +1200
4 2196/T エスクリ 東証マザーズ サービス業 844 (11:00) +81
5 6667/T シコー 東証マザーズ 電気機器 142000 (10:59) +12000
6 2158/T UBIC 東証マザーズ サービス業 9750 (10:58) +660
7 2338/T SSTW 東証マザーズ 情報・通信業 13700 (10:25) +900
8 2766/T 日風開 東証マザーズ 卸売業 80200 (11:00) +4900
9 3815/T メディ工房 東証マザーズ 情報・通信業 61200 (10:59) +3200
10 6778/T アルチザ 東証マザーズ 電気機器 41900 (10:59) +1900
11 6050/T E G 東証マザーズ サービス業 3670 (10:57) +165
12 6721/T ウインテスト 東証マザーズ 電気機器 19800 (10:03) +800
分かち合い・愛・・
皆様、買占めは止めましょう・・節電に協力しましょう
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在日インド人5000人が既に帰国――震災で大量帰国したインド人の再赴任はいつになるのか? - 11/04/04 | 10:29
在日インド人社会にも大きな影響を与えている福島第一原発事故。すでに在日インド人の大量帰国が発生、現在はそのピークが過ぎた状態にある。「とりあえず避難して」「様子を見る」という彼らは今後どうするのか。実は大変な問題だ。
そこで、ネクストマーケット・リサーチ代表の須貝信一氏に最近の在日インド人の意識や行動についてインタビューした。
――ま、在日インド人の方の様子、帰国の状況はどうだったのでしょうか?
まずインド人の犠牲者はいませんでした。また、東北には製造業等で働くインド人もいて避難所に避難した人は数十人いたと聞いています。帰国者の多くはIT企業の日本駐在スタッフとその家族が多いということです。
インドIT大手の日本支社では既に半数〜8割が帰国、在日インド人全体では5人に1人くらいが帰国したとの推計が出ています。帰りたいけれども帰れないという人も多いと思います。
――IT大手では半数以上ですか。
インドIT大手の日本事業を規模の順でいえば、ウィプロ、インフォシス、TCS、HCLの順ですが、どこも半数~7割くらい帰国したようです。彼らの多くが30歳前後、子供がいる場合は小さい子供ばかりで、帰国便関係者によればやはり帰国理由は放射能と地震で「家族が心配」だそうです。パニックを起こしたというわけではなく意外と冷静だと思います。家族帯同の外国人赴任者としてはごく当り前の行動ではないでしょうか。
――なるほど、家族帯同が多いんですね。それにしても結構たくさん帰りましたね。
政府推計では約5000人です。航空会社の関係者の方によれば、「インド政府が用意した臨時帰国便では1600〜1700人ほどが帰ったはず」だそうです。14日(月曜)と15日(火曜)はデリー直行便を飛ばしている国営航空会社のフライトがありませんでしたので、政府の臨時便を待たずに、東南アジア系の航空会社などで脱出した人も多かったそうです。
計画停電で電車の運行や代替輸送が滅茶苦茶になりましたので、フライト時間までに成田に到着できなかった人やら、とりあえず予約もせず空港に来てキャンセル待ちしている人などでごった返していたそうでチェックインの行列も全然進まなかったと聞いています。
――まだ出国は続いているのでしょうか?
いいえ、明らかに在日インド人の出国ラッシュは過ぎていて、「次の段階」にあります。
――帰国した後はどうしているのでしょうか?
ビジネスの再構築などというカッコいいことはできず、結局は仕事をしていない状態のようです。「オフショア(インド)で出来るものはオフショアに移す」とコメントを出しているところもありますが、日本で本当に事業を続けるならそれは限界あるでしょう。基本的には再赴任しなければいけません。
――再赴任といっても難しそうですね。
帯同家族を避難させましたが、今度は単身で日本に再赴任する必要があります。彼らは、この時期を見計らっています。ところが、「フクシマの具合が一向によくなりそうもない、一体どうするんだ」という状態です。
ある避難者によれば「いつまでもインドに避難してもいられない」「東京は状況がより深刻になってきているようなので、どうすればいいかわからない状態」(インドIT大手スタッフ)なのだそうです。
つまり「いつまでも怯えてないで、早く東京に戻れ」ムードがムンムンしているようです。日本からの避難は会社から「許された選択肢」であり「指示」ではありせん。その事が彼らの立場を中途半端にさせてしまっています。
ある航空会社によれば「4月の予約がスカスカ」だそうです。つまり彼らの再赴任が、近日中ではなさそうだということだけはわかります。具体的な再復帰が見えてきません。
在日インド人の数はリーマンショックで大幅に減少しましたが、2009年末頃から在日インド人数は回復傾向にありました。さらに日印EPA締結などもあり、ビジネス上の連携機運が高まっていた矢先の震災と原発事故ですので残念です。
ここで政府に提言してもしょうがないですが、災害情報についてせめて英語での情報をもっと充実するなど、工夫が必要ではないかと思います。基本は各国大使館頼みです。欧米メディアの勝手な論調もあれこれ言えません。
また在日インド人でも、インド系企業の場合と日本企業では今回の対応も異なると思います。どこまで帰国を許しているかわかりません。インド人に限らず外国人の大量帰国は日本のシステム全体への警鐘と教訓をあたえていますね、1日も早い災害復旧と福島原発の事態収束を願うのみです。
(聞き手:東洋経済HRオンライン編集長:田宮寛之 須貝氏撮影:尾形文繁、写真は本文とは関係ありません)すがい・しんいち
1973年生まれ。法政大学英文科卒業。外資系IT企業、インド関連コンサルティング会社にて取締役として事業の立ち上げ等を経て、現在はネクストマーケット・リサーチ代表取締役。中小企業診断士。